質問力の前に回答力。

うちの社長はよく話を変えるし論点がズレ勝ち。


たとえば、
つい最近も、何の本に感化されたのか、


「質問力」
これが社会人にとっていちばん重要だ


という話をしだした。

正直、この会社に入って、
そんなことは一度も聞いた覚えがない。


(今回はなんの本を読んだんだろうなぁ)
と、思う中、


「質問力を試すため、みんな質問してください」


と、言い出した。


そんな中、
ある社員:「その考えはいつごろから持ってたんですか?」


なんと、まぁ、拍手喝采である。
ま、んなことする社員いませんでしたが。


なんて返すんだろうと期待しつつ、
社長を見る。


社長 :「幼い時から思っていました。
当たり前のことだったので、言わなかった。」


(ナヌッ!!!)


そして、数分、本に書いてあっただろうことを
いけしゃあしゃあとしゃべる。


圧巻でした。
こうはなりたくないものです。


その後も、全然質問内容と違う答えを返し、
はぐらかすわ、はぐらかすわ...


そもそも、
基本中の基本でググればすぐわかりそうなことを
質問したら、

相手の程度なんてバレちゃいますからね。
そこらへんも盛り込めッつうの。


なのに、

「ボクは外資系でちょっと仕事したとき、
わからない横文字はすべて質問して会議を止めた」


だそうです。


(ああ、切りたい、このヒト。)


って思われたでしょうね。
幸せな世界だったんだろな、その頃。
悪名は無名に勝るとはよくいったもの。


そんなだから、
そりゃあ、質問もそんなに上がりませんよ。


本人が言ってた通り、

「質問がないのは、話が全く通じてないか、
相手に全く興味がないか」


どちらかだそうです。

「質問してください」

の意味が通じてないわけないので、


残念ながら、


答えの返ってこない社長への質問なんて

全く興味がない、ということです。



質問者は気づいているものです。


・自分の望む回答が得られなかったとき

・自分の質問がはぐらかされたとき

・支離滅裂な回答をされたとき

・自分の予想した回答の深さと相手の回答の深さの違いによる価値観のギャップ


さぁ、お互い気を付けましょう。