ミッションステートメント

2011年になったので、新しく目標を作りたいなぁと思った。


年末に行った大掃除で読んだ本に、
「出来る人はやることを絞り込むことで、自分の強みを伸ばす」
とあったので、試しに上司に質問してみた。


内容としては、
「自分の強みを伸ばすために何かひとつだけ行なうことを絞るとしたら
何にしますか?」


答えを期待していたわけではなくて、
どういった筋道でそれを考えるかどうかを見たかった。


でも、答えは全然違うものだった。


まず、難しい質問ですね、と返ってきた。
その後、直接会ったときに聞いた内容は、
「絞り込む必要はないんじゃないですか?
 読書することは大切だけれど、その本に左右されすぎるのは良くない」
だった。


もちろんそんなことが聞きたいわけじゃなかった。


なんで今回こんな結論にいたってしまったのか考えていたら、
ちょうど勝間さんのメールマガジンに記載があった。

ミッションステートメントがはっきりしていない場合、
強みを絞り込むことは難しい。


以下は『七つの習慣』で挙げられているワークのひとつである。


わたしが最も幸福で充実感を感じるのはどういう時だろうか。
わたしが仕事において最も楽しく充実感を覚えるのはどんなことだろうか。
わたしが私生活で最も価値があると考える活動はどんなものだろうか。
わたしが身につけたい才能や能力はどのようなものだろうか。
わたしが最も貢献できることは何だろうか。


残念ながら上司は、ミッションに辿りつけていないのではないだろうか。
あれこれうだうだ言うのではなくて、答えが欲しかった。


またしても私はアドバイスをくれている上司の前で
冷静に相手を観察してしまった。


ちょうど『人を動かす』を読んでいたときだったこともあり、
この人は、「僕はこんなにやっているのになんでみんなわかってくれないんだ!」
で溢れていた。なんて見苦しい。


人の話を聞く体制を身につけたというが、
私と接している限りではそのような様子は見えなかった。
人は不幸なものです。