映画『AVATAR』
やっと見てきました。
ネタバレ含んでしまうかもしれないので、
知りたくない人は読まないでください。
では・・・・・・・
まず、はじめの主人公は、
「軍人」寄りで、
「勇気」がある、というよりは、
「半身」だからこそ、
抱えている「一人前と扱われない不満」が
「無鉄砲」、「強欲」、「自分勝手」
というような一見、「悪い形」で現れている。
それが、
物語が進み、
主人公が、AVATARの世界に慣れていくにしたがって、
どんどん柔らかくなっていく。
「悪い形」は世界に、「認められる」ことによって、
どんどん薄れていく。
人は、認められることによって、姿を変え、
イキイキとしていくんだろうなぁ。
そして、主人公は、現世よりもAVATARの世界を重んじるようになる。
それと同じように、
だんだんと、
現世が「金」中心で、
「人」を全く重んじない
「戦争」大好き
という描写になっていく。
現世批判。
AVATORの世界は美しい。
しかし、現世の「力」によって、
それらは奪われていく。
物語前半で、3Dで美しく描写された緑は、
焼け焦がされてしまう。
「高価な石」のために。
RPGで、
物語後半では、
美しい世界が破壊されたり暗黒だったりする世界に変わり、
そのままラストに突入してしまうものがある。
あんな感じ。
平和だった美しい世界に戻るためには、
クリアしなきゃいけないのだけれど、
クリアしたらRPGが終わってしまうから、
二度と戻れない、美しい世界。
奪われたらおしまいの、美しい世界。
でも、復旧する。
どちらの世界を選ぶかは、自分次第だ。