2011年3月の読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2147ページ

化身(上) (講談社文庫)化身(上) (講談社文庫)
オトコの願望をそのまま小説に表したような作品。文体が合わないものの、読み進めていったけれど、主人公をダンディーでないイメージで想像してしまったため、読むのにだいぶ苦痛が伴う。やってることも全て一昔前に思えてしまい、現実感のなさが余計に苦痛だった。
読了日:03月22日 著者:渡辺 淳一
ガールガール
初・奥田英朗。主人公の年代とちょっと違うけど、どことなく漂う焦燥感は共感できた。ただ、ほんとにこんな会社あるのかな?って気持ちがところどころ出てきてしまって、あんまり内容としても好きじゃなかった。リアル過ぎるからなのかわからないけど爽快感なく、むしろ不快だった。「ひと回り」なんて醜汚。5年すれば分かるのかな・・・。こわっ。
読了日:03月20日 著者:奥田 英朗
TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)
スリルはないけれど、ぐっと引きこまれた小説は久しぶりだった。吉本ばななさんの印象が変わり、もっと読んでみたいと思う。つぐみの放つコトバはとても女の子とは思えないし、態度はひどいけれど、印象的すぎて愛おしく思える。ポチのくだりとか恭一との関係とか、全て独特すぎて、共感することはないけれど、だからこそ惹かれるのかもしれない。
読了日:03月16日 著者:吉本 ばなな
30の「勝負場面」で使いこなす ロジカル・シンキングの道具箱30の「勝負場面」で使いこなす ロジカル・シンキングの道具箱
それぞれ例題があって、ヒント、解説と続く。今までもロジカルシンキングの本はいくつか読んできたが、この薄さで、取り組むのに違和感なく、内容も理解しやすく、かつ実践的な本は類を見ない。繰り返し利用して、身につけたい一冊。
読了日:03月14日 著者:山崎 将志
明日、生まれ変わる明日、生まれ変わる
「イタリアのベストセラー、イタリアが泣いた!世界が泣いた!」と帯にはあるけれど、全然響かなかった。訳がヘタなのかな、エゴ丸出しでとても読めるシロモノではない。それが逆にリアルなのかもしれないけれど、これで泣けますか?
読了日:03月12日 著者:ジュゼッペ ポンティッジャ
30万人のワーキング・ホリデー―20代‐40代のOB・OGが語る「ワーホリ体験」と「その後の生き方」30万人のワーキング・ホリデー―20代‐40代のOB・OGが語る「ワーホリ体験」と「その後の生き方」
改めて読んで、自分の本当にしたいことの存在を求めることは大事なんだと思わされる。帰ってきたときに就職できるかできないかなんかより、その後の自分の全ての人生を考えるのであれば、その一年は惜しくないんじゃないかと思った。
読了日:03月05日 著者:ワーキングホリデー体験者の集いの会,河野 順一
不幸な恋の終わらせかた (角川文庫)不幸な恋の終わらせかた (角川文庫)
3月の小説1本目。K2から始まって、すぐそこで起きてそうな現代的と近しい作品だった。いつか廃れる気がするので、今読むのがベスト。ただ、内容はそんなに盛り上がるわけでもなく、ひっかかったところはひっかかったまま解決されず、ちょっと物足りなかったところもある。不思議な作品だった。人は脱皮しない、というクダリのセリフがすき。人は過去を背負って生きていく。
読了日:03月05日 著者:桜井 亜美
38歳からの棚おろし コンサルタントのリセット仕事力38歳からの棚おろし コンサルタントのリセット仕事力
実がない上にずっと、「あるべき論」が述べられてて、共感しづらい。特に38歳だなんて自分スタイルありまくりな人にこんな文章伝わるわけもなく、となると、誰向けなんだか全くわからない。この人自身が提案力を身につけるべきでは?
読了日:03月02日 著者:野口吉昭

読書メーター