『世界一わかりやすいプロジェクト・マネージメント』

時は金なり

チームからデータを出してもらうときは、
すべてのデータ(作業、予算、品質、課題)を一括して出してもらう。

五月雨式に追加情報を求めると、メンバーをイライラさせ、生産性を低下させる。

賢者の言葉
  • 権力には限界も多い。 プロジェクトマネージャーは権力を行使する方法を身につけなければならない。 (M・D・ローズノウ2世)
  • 常に最終地点をイメージする
リストで管理する。
  • 責任分担表(RAM)
フェーズ 阿藤 宮藤 藤島 吉田 橋本 浅野
要求内容
共通部品
開発
テスト
訓練

P ( Primary ) = 責任者
A ( Assingned, Accountable ) : 担当者、説明責任者
R ( Review Required , Responsible ) = 検討者、実行者
I ( Input Required ) = 情報提供者
S ( Signature Required ) = 承認者

  • 作業範囲記述書(SOW)
    • スコープ
    • プロジェクト成果物
    • プロジェクト目標
    • コストとスケジュールの概算
    • ステークホルダー名簿
    • 指揮命令系統
    • 前提条件と合意事項
    • コミュニケーション計画
  • 変更管理台帳
日付 変更内容 管理番号 承認者 影響
  • ZBB(Zero Base Budget)
順位 プロジェクト名 コスト
  • スキル一覧表(ワークシート)
氏名 職種 現職 現有スキル 経験・学歴
FB ソフトウェアエンジニア 1A シニア・システム・アナリスト C++, オラクルDB, 人事アプリ, CASE使用システムのデザイン 大学卒・専攻, PG経験10年
ネットワーク図
  1. PERT ( Program Evaluation and Review Technique )
  2. クリティカル・パス法 ( CPM : Critical Path Method )
  3. ガント・チャート
バランスを回復する方法*1
  1. 再見積もりする
  2. 増員する
    • 増員の結果、「創造性の対立」が起こり、創造性のあるメンバーガ』愛想をつかして出て行ってしまうこともある。
  3. 作業スコープを削減する
  4. 社内の専門家を活用して生産性を工場させる*2
  1. 外部資源を活用する
  2. 時間外勤務を活用する
  3. 作業のある部分を顧客にやってもらう
  4. スケジュールを短縮する
  5. プロジェクトの利益目標を返る
  6. プロジェクト目標を調整する
よくある問題には前もって対処
  1. 大小すべての問題を把握する
  2. 開始日がずれこむ
  3. すべてことをやる時間がない
    • チームの遅れにはPMが抱え込むのでなく、作業を移譲し、優先順位の決定や役割分担に他のメンバを巻き込む
    • 本当に必要ではないという作業は削除する
    • 追加の作業を依頼され、それが他の優先課題とぶつかりそうな場合、丁寧に「ノー」ということを学ぶ。
    • 作業の優先順位を返る
    • 必要なら時間外勤務をする。
  4. 報告書は多すぎ、コミュニケーションは不足する
    • 主要メンバとは定期的に面談
    • メンバと昼食をとり、様子を聞いてみる
    • 自室のドアは開けておく
  5. 常にもっと早くという要求
  6. 90%完了症候群
    • 主要メンバとの会議やサシの面談を通じて、残作業のスコープを調べる。
  7. 目標が「動く標的」と化す
  8. キー・パーソンの退社
    • プロジェクトの進捗に合わせ、メンバを交差させて教育する
  9. コストオーバーの悪循環
  10. 熱意はあるが能力不足のメンバ
  11. 不可能は不可能
  12. 社内政治
  13. 上司の思いつき
  14. 気持ちのバランスを保つ

*1:プロジェクトに進捗遅れや予算オーバー、品質不良などの問題が発生した時など

*2:例えば、優秀なエンジニア全員をひとつのプロジェクトに投入することが常に名案とは限らない。その結果、他のプロジェクトの足をひっぱることになる。能力以下の作業を担当させられるエンジニアもでてくる。メンバーに研修をしたり新技術を導入したりすることにより、メンバーの生産性の工場を常に図ることが大切だ。